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3泊4日マチュピチュへの旅 ~必死のワイナピチュ編~

マチピチュ遺跡の段々畑で栽培されていたというイチゴも
夜中に降った雨にしっとり濡れて
DSCN6231.jpg

マチピチュサンクチュアリロッヂの部屋から見える
朝5時の景色は

DSCN6224.jpg

青みがかった空気がとても印象的でした。

遺跡の入場開始は朝6時。
ホテルで朝食をとり6時に遺跡に入れば
日差しがきつくまぶしいほどの日中の遺跡とは
また全然違った幻想的な風景が。

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リャマちゃんたちは出番待ち?!

DSCN6235.jpg

朝霧の中にぼんやり浮かぶ遺跡のシルエット。
まさに「神聖なる場所」という雰囲気。

DSCN6241.jpg

遺跡の最高峰「インディワタナ」のピラミッド。
冬至の夜明け、ほんの少しの間だけ現れる
光の三角形の示す先には
謎のマークが掘られてあって
それがインカのマークなのかはいまだ謎だということ、

またこの角柱は太陽の動く道を表している
太陽神の礼拝所ではないかという説も
文字を持たなかったインカ帝国にあっては
すべてが正確には実証されていないそうで

晴れていれば眼下に見渡せる
遺跡の段々畑や山々も
白い霧の中に隠れて
この角柱だけが浮かび上がっていたせいで
余計にこの石が謎めいた存在に感じて
しばし立ち止まり見入ってしまいました。

DSCN6245.jpg

6時の入場から1時間後の朝7時まで
人気のいない厳かな雰囲気の遺跡をゆっくり堪能した後、
いよいよワイナピチュ入山となりました。

マチュピチュ遺跡に入るには
事前購入の「遺跡入場券」と
「パスポート」が必要なのだけれど

このワイナピチュに登るには
「マチュピチュ&ワイナピチュ入場券」と
「パスポート」が必要。

これまた事前にネット予約して
チケットをプリントアウトしておく必要があります。
(マチュピチュ遺跡だけとは入場料も違います)

ワイナピチュへの入山は1日400人限定。
(7時と10時にそれぞれ200人ずつ)
事前予約のチケットとパスポートがなければ
入れてもらえないので
「時間があるからあそこにもちょっと行ってみようか」とは
いかないのがつらいところ。

(現に「ワイナピチュ入場券」をもっていなくて
時間通りに待っていたのに
中に入れてもらえない人たちがいたので
登ってみたい方は事前の準備が必須です)

DSCN6069 - コピー

ちなみに後ろの矢印の山が「ワイナピチュ」
「一体どうやって登るんだろう…」と思わせる断崖絶壁。

DSCN6250.jpg

さてさて。予定通り7時きっかりに入場開始となり
パスポートと入場券を見せて名前を記入していざ出発!!

私たちは約20番目に入ったのだけれど
並んでいる人たちは年齢も国籍も多種多様。
いわゆる「トレッキング」用のいでたちの人もいれば
Tシャツにジーンズにスポーツシューズの人も。

トレッキングシューズとまではいかなくても
朝露や前日の雨で石がぬれていることも多いので
履きなれた靴底の滑りにくいタイプの靴がベストかと。
そしてこれはたぶん私たちだけだったように見えたけれど
モノスゴク役に立ったのがこの↑「軍手」

岩場を四つん這いになってよじ登ったり
ワイヤーやロープにつかまって歩くのに
手を傷つける心配もなく
すべらない「軍手」(2枚100円のですが)が
ものすご~く役に立ちました!!

DSCN6258.jpg

山頂が見えないのが緊張感と期待感をさらに膨らませ…

DSCN6266.jpg

次の1歩が「胸の高さ」に近い階段を
ただひたすらひたすら登り

DSCN6269.jpg

お役立ちグッツの軍手を使って四つん這いでよじ登りながら
サンパウロに置いてきた4つ足の花ちゃんを思い出し

DSCN6274.jpg

体半分ほどの幅とかがみこんでやっとの岩の隙間を潜り抜ければ…

DSCN6275 - コピー

約40分で山頂到~着
(軍手のせいなのか汗びっしょりで疲れているからか
「日曜大工のお父さん」にしか見えないのがちょっとイタイ…)

DSCN6280.jpg

山頂はごつごつした岩がいくつかあって
それぞれの岩に腰かけて霧が晴れるのを待つという感じ。

DSCN6279.jpg

体力には全然自信もなく
周りにいた他の人に比べれば格好も全く本格的ではなく
「普段着で軍手はめて来ちゃいました
という私たちだったけれど

ゆっくりカメさんの歩みで一歩一歩進んでいたら
なんと一番てっぺんの一番良い岩に最初に辿り着いてしまい
(途中、車社会の国の順に登っている人が脱落しているのが面白かった
一番の特等席でマチュピチュ遺跡が現れるのを
待つことができました。

DSCN6290.jpg

「マチュピチュ、まだかな~」
で待つこと約15分

DSCN6296.jpg

これぞ絶景なり~

DSCN6302 - コピー

山肌の左に見えるジグザグが麓からのジグザグ道、
そして「羽をひろげたコンドル」の形と言われれている
遺跡の全貌もしっかり見ることができました。
(黄色い部分がコンドルの頭の部分)

そして約20分、最高の眺めを堪能して岩を降りると出会ったのが

DSCN6305.jpg

出ました!!こちらの道しるべ。
こちら、ただの道しるべにしか見えないと思うけれど
花子家にしてみれば絶対に一生忘れることのないであろう
衝撃の道しるべ…

左に行けばマチュピチュ、つまり今来た道を戻る道、
そして右に行くのは「Gran Caverna」
(スペイン語で「大きい洞窟」、日本のガイドブックでは
「次の神殿」として載っています)

「行くまでに40分って書いてあるし、
さっき来た道を下って人とすれ違うより良いんじゃない?」

と「月の神殿」を通って帰る道を選択した花子家。

DSCN6253 - コピー

ワイナピチュの入り口にあった地図だと
「月の神殿」を通って帰るのは赤い線で示したルート、
つまりワイナピチュをぐるっと一周して下るコース。
(緑の線は頂上まで行って同じ道を戻って帰るコース)

DSCN6310.jpg

「下りの方が足にくるからゆっくりね」

とやはり行きと同じように1段1段の高さが非常に高い石の階段を
慎重に降りながらすすむ私たち。

このルートで「月の神殿」に行く人はあまり多くないようで
前後にほとんど誰もいなく自分たちのペースで進めるのは
良かったのだけれど

DSCN6314.jpg

断崖絶壁の切り立った岩の間に
一体どうやって作ったのか想像すらできない階段を延々と下り

DSCN6315.jpg

登りにはなかった垂直の木の梯子も
2度ほど降りるかなりハードな道…
(ここでも濡れて滑りやすい木に軍手が大活躍

DSCN6318.jpg

「結構足に堪えるな~」と感じながら
山の中の苔むした岩を一歩一歩慎重に下ること40分。

マチュピチュ遺跡とはまた趣が全然違って
既に山の自然と融和し始めている「月の神殿」に辿り着いた時には
すでに疲れがピークに…

DSCN6317.jpg

「月の神殿」の上部はこんな小さな監視部屋のような部屋で

DSCN6332.jpg

その下は1枚岩のとてもひんやりした洞窟。
内部には何かをお供えしていたような形の
石組みが数か所ありました。

西方に向いているこの神殿は
焼き物の土器などが発見されたことからも
月を崇拝し儀式をおこなった神殿と
考えられているそうです。

…しかし…
実のところ花子家、
2人ともこの時点で相当疲れが来ていて
山頂で落ち着いたはずの汗もまた吹き出し
(たぶん気温は10度ぐらいでしたが…)
あまり月の神殿の写真がありません

そして更にここで目にしたものは
「マチュピチュ遺跡まであと1時間半」という看板とともに
なぜかものすご~く急な「のぼり坂」…

「下って帰る」という勝手なイメージを持っていた私たちを
待ち構えていたのは
山頂行きと同じかそれ以上の急激な上り坂、
それも今度はうっそうと茂った森林の中の
ほとんど崩れかかったインカ道でした

その後の1時間半は
たぶん今まで生きてきた中で
「一番頑張った」1時間半だったと思う。

彼は完全に「無の境地」に入っていたし
(後から聞いたら私がダメになったら担いで歩いて
どのぐらい自分が耐えられるだろうか
と真剣に考えていたらしいけど…)

私は今までの「辛かった出来事」を片っ端から思いだし、
「あれができたんだからこの階段も登れる」と
自分を鼓舞しつづけ…
という1時間半でした

うっそうと茂った誰~もいない山の中の
岩の折り重なった道を
黙々とただ一つの坂を乗り越えて、
また次に現れる乗り越えられそうもない岩の道を前に
打ちのめされて

「ゆったりのんびりマチュピチュ遺跡の旅って
目的じゃなかったっけ~??」
な~んて冗談を言い合える余裕すらなく
ただただ必死で歩いたインカ道。

まあ、そんなこんなで残念ながら
もちろん一枚も写真なんてとる余裕はありませんでしたが
花子家の脳裏にはしっかりと焼きついた
「月の神殿」とワイナピチュ1周の道のりだったのでした…

DSCN6336.jpg

ワイナピチュを一周りして山頂行きの時に通った道と
合流したのは10時45分(ほぼ4時間のトレッキング!)
もう空はこんなにすっきりと
晴れ渡り、第2陣の200人の入山者が歩き始めていました。

DSCN6369.jpg

ワイナピチュの出口で入り口で記入したノートに
もう一度サインをして
「ワイナピチュ入山」スタンプを
なんとパスポートに押してもらいました

…と、ここまで散々「大変だった」「必死だった」
と言ってきたワイナピチュですが
山頂まで登ってその道を戻るルートならちょっと頑張れば
成人で足腰に問題ない人なら
登るのはそんなに無理なことではないと思います。

やっぱりマチュピチュを上から眺めるあの景色は
写真でも言葉でも表せられないほどの
素晴らしいものですから時間に余裕のある方は是非お勧めです!

そして私たちのように「月の神殿」まで行って
そのワイナピチュ1周のインカ道をたどれば
より大きなスケールでマチュピチュ遺跡やインカ帝国について
体感できること間違いなしですよ~!!!

「ゆったりのんびり~」のはずの旅に
期せずして「ビリリ!!!!」とスパイスの効いた
遺跡めぐりだったのでした。

その後、いそいでチェックアウト時刻11時のぎりぎりにホテルに戻り
すぐさまチェックアウト、
Tシャツが絞れるほどの汗をかいた私たちは
ホテル宿泊者だけの特権、
チェックアウト後も自由にシャワーやお部屋が使えて
飲み物も飲める「DayRoom」にて

きれいさっぱりシャワーを浴びて
しばしお互いの健闘をたたえあったのでした

DSCN6340.jpg

高山病知らずの彼が「命の水だ~」と飲み干したクスコビールは
もっちろん「極上」だったそうです

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sayokoさん、お疲れさまでした☆
さすが世界遺産、しっかり管理されてるんですね。
私は高所恐怖症なのでパパさんのあの写真見ただけでも
ひえ~って感じでした。
よく頑張りましたよね~
私なら、絶対に無理です。
でも、登った人にしかわからない達成感と素敵な
景色が待ってたんですよね☆
健闘をたたえあって飲んだビールの味は一生忘れませんネ!
今回、絶対私には経験できないマチュピチュの旅、
sayokoさんのブログで堪能させていただきました、
ありがとうございます、ゆっくり休んでくださいネ☆

Re: タイトルなし 

ポキママさん
さすが世界遺産だけあって
管理はしっかりでした。
私も高所恐怖症だったんですけど
好奇心には勝てず、ついつい登っちゃいました♡
マチュピチュ、日本からの観光客の方も
結構いらっしゃっていましたよ。
ブラジルから行くのとは違って相当な距離の旅ですよね!

月の神殿まで行かれましたか。凄いですね 

sayokoさん、ワイナピチュ登山、ご苦労さまでした。
私は体力が全くないので、一番に登り始めましたが、月の神殿に行かなくても、11時ぎりぎりでした。
http://www.honjonet.net/peru/
sayokoさんのホームページを見て、次に真似をしないように、「パスポートに余分なスタンプを押すと入出国審査で支障」とガイドに言われました。
それから、ペルー文化庁の申請サイトは、VISAカードの外国決済ができなくて予約できない状態が続いていますね。

Re: 月の神殿まで行かれましたか。凄いですね 

学さん
初めまして。コメントどうもありがとうございます。
ワイナピチュの登山、時間に余裕があればもっと楽しめたと思います。
パスポートのスタンプについては私のときは問題なく、
また殆どの登山者が押してもらっていたのですが
支障をきたすようならやめた方が良いでしょうね。

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